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黒色の喰 - 世界設定

「裏側」についての細かな設定です。

 人間を作った神とは別の神が作った種族。 「人間より強い生き物」として作られたため、魔力という特殊な力を持つ。魔力が関係しない部分はほぼ人間と同じ。 

 20代後半から体が大人になるため、成熟は遅め。理論上は人間との間にも子孫を残せるが、記録はない。 

 世界全体の魔力が満ちる時間は空が明るく、魔力が薄まる時間は暗い。それぞれ「明時(あけどき)」、「影時(かげどき)」と呼ぶ。
 それぞれの長さは毎日一定なわけではなく、言妖たちは時間よりも魔力の満ち干きで時の流れを認識するため、かなり流動的な生活をしている。

 一年の中でも魔力が満ちる時期、薄まる時期が存在し、それぞれ「明期(めいき)」、「影期(えいき)」と呼ぶ。
 最も魔力が満ちる日を「明澄日(めいちょうび)」といい、この日を一年の終わり、そして始まりとしている。環境側に合わせているため、一年は年によって日数が多少変動する。
 明時と影時の1サイクルで一日と呼ぶが、週、月の概念はない。

《明澄日(めいちょうび)》
一年の始まりの日。大きく祝うことはなく、去る年の感謝や挨拶をする。家族で過ごすことも多い。
《影日(かげび)》
一年で最も魔力が薄まる日。この日に新しいことを始めるのはタブーとされている。
《大明澄(だいめいちょう)》
年間通しての魔力量が特に多くなる年。約10年に一度ある。何をしても上手くいくと言われるほか、魔力の成長にも良い年とされる。

 言妖は生きるために食事を必要としないため、嗜好品や薬膳としての位置づけにある。見た目が派手、味が特徴的な料理が多く、人間には毒である食材も普通に使われたりする。 

 薬膳として摂取する場合は食べやすさが重視され、主に裏側の魔力を吸った特殊な素材が使われる。 

 過去に表側に行った言妖、もしくは裏側に迷い込んだ人間が料理というものを持ち込んだとされる。 

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